よくあるご質問
この活動について、いただくことの多いご質問についてお答えします。
Q. このサイトでいう「性的な雑誌」とは?
このサイトは、特定の雑誌が違法だと判断したり、出版の禁止を求めたりするものではありません。ここで「性的な雑誌」と呼んでいるのは、コンビニの一般棚(年齢の区分なく、子どもの目線の高さにも置かれる場所)に、18禁マークなしで並んでいる雑誌のうち、その表紙が性的な内容を前面に出しているものを指します。具体的には、次のような表紙の特徴を目安にしています。
- 全裸・半裸やそれに近い姿態、性的な雰囲気を強調した写真が表紙に使われている
- 性的な行為や身体の部位を露骨に指す言葉、性的な内容をうたう文言が、表紙に大きく入っている
一方で、すでに成人向けとして区分(ゾーニング)されている雑誌は、ここでいう「性的な雑誌」には含めていません。
Q. 本当に、今もコンビニに並んでいるの?
はい。運営者が店頭で継続的に確認しています。X(旧Twitter)でも、コンビニの棚に並ぶ性的な雑誌はたびたび話題になっています。
ただし、このサイトには実際の誌名や表紙写真を載せていません。表紙画像の転載には著作権上の問題があるためです。また、特定の雑誌を名指しすることが目的ではなく、「18禁マークのない性的な雑誌が一般の棚に並びうる」という仕組みそのものを問題にしているためでもあります。
(なお、店舗によって品揃えは異なり、雑誌の取り扱い自体がない店舗もあります。)
Q. 数字や分類は、誰がどう確認していますか?
このサイトで示している件数は、東京都青少年健全育成審議会の議事録、東京都の8条指定図書類一覧、各回の指定理由などをもとに、当サイトで確認・集計したものです。
指定された図書については、可能な範囲で一冊ずつ内容や出版レーベル、議事録での説明を確認し、コミック・雑誌・BL(ボーイズラブ)作品などの分類を行っています。
このサイトには、コンビニの一般棚に並ぶ性的な雑誌を、子どもの目に触れにくい場所へ移したいという立場があります。一方で、数字や分類については、できるだけ元資料をたどれる形で示すことを大切にしています。
なお、BL作品かどうかなど一部の分類は、東京都が公式に分類しているものではなく、当サイトによる分類です。その場合は、各ページ下部の「出典・注記」で、その旨を明記しています。
議事録ページで元資料を確認する →Q. この活動は「表現の自由」を制限しようとするものでは?
雑誌の指定を求める活動には、「表現規制や検閲につながるのではないか」という心配の声が寄せられることがあります。大切な論点なので、このサイトの立場を整理しておきます。
求めていないこと
出版の禁止や回収
大人が買う自由の制限
コミックの指定を増やすこと
求めていること
既にある制度の公平な運用
雑誌が一度も諮問されない理由の説明
子どもの目線の棚からのゾーニング(区分陳列)
有害図書(不健全図書)指定は、出版や大人の購入を禁止する制度ではなく、18歳未満への販売と陳列方法を制限する「ゾーニング」の制度です。指定された後も出版は続けられ、大人が買う自由は変わりません。
問うているのは「不均衡」です
指定の86%を占めるBLコミックなどは、すでに書店の多くでゾーニングがなされています。一方で、コンビニの一般棚の性的な雑誌は、指定もされず、18禁マークもなく、子どもの目線の高さに置かれています。
コミックばかりが指定される一方で、コンビニに並ぶ雑誌は一度も審査の俎上に載らない。この不均衡の理由を問うことが、このサイトの目的の一つです。
Q. 「なくす」って、販売をやめさせたいということ?
サイト名の「コンビニからなくす」は、コンビニの一般棚という「子どもが日常的に目にし、手に取れる場所」からなくす、という意味です。出版そのものの禁止や回収を求めるものではありません。
一方で、率直に書いておきます。東京都で指定された雑誌は、コンビニ各社のガイドラインにより加盟店では扱われなくなります。さらに指定が連続すると、出版流通の自主規制が働くこともあります。つまり指定には、コンビニでの売上を失わせる実質的な影響があります。
ただし、これらは出版社が18禁マークを付けて成人向けとして流通させる道や、書店・通販など区分のある場での販売を閉ざすものではありません。この活動が問うているのは「出版してよいか」ではなく、「子どもの目に触れる棚で売り続けるべきか」です。その判断を、制度とコンビニ・出版社に問い直すことが目的です。
Q. 東京都の指定件数が95件なのは、指定方式によるものでは?
東京都の指定件数だけを見ると、制度の運用が少ないように見えるかもしれません。これには、指定方式の違いという制度上の理由があります。
東京都は、審議会が1冊ずつ審査する個別指定だけを採り、基準に該当する図書を自動的に有害とする包括指定を併用していません。件数が少なく見えるのは、主にこのためです。
また、出版社が自主的に18禁マーク等を付けた図書は、知事の指定がなくても、青少年への販売自粛や区分陳列の対象になります(表示図書類の制度)。ですから、指定95件だけが、東京都の規制のすべてではありません。
それでもコンビニの雑誌はどの仕組みにもかからない
コンビニの一般棚の雑誌は、どの仕組みにかかる?
包括指定
基準に該当すれば自動的に指定
東京都は採用していない
個別指定
審議会が1冊ずつ審査して指定
性的な雑誌は約8年で0件
表示図書類
出版社が自主的に18禁表示
マークのない「一般誌」は対象外
どの仕組みにもかからないまま、子どもの目線の棚に並び続けている
ここで取り上げている雑誌は、出版社が18禁マークを付けない「一般誌」です。表示図書類には該当せず、個別指定もされない。制度の構造を踏まえても、この空白は残ります。
指定方式は、都道府県でどう違う?(都道府県別の一覧を見る) →Q. なぜ東京都のデータを中心にしているのですか?
コンビニの一般棚に性的な雑誌が並んでいることは、東京都だけの問題ではありません。
ただ、有害図書の指定制度は都道府県ごとにしくみや運用が少しずつ異なります。また、審議会の議事録や指定図書の一覧がどの程度公開されているかも、自治体によって違います。
このサイトでは、まず公開資料をたどりやすい東京都を中心に、制度が実際にどう運用されているのかを見ています。東京都の議事録や指定図書類一覧を読み込むことで、申し出がどう扱われているのか、どのような図書が指定されているのかを、継続して確認しやすいためです。
もちろん、コンビニの棚の問題は東京都に限られるものではありません。東京都のデータは、この問題を考えるためのひとつの手がかりとして扱っています。
また、東京都で指定された図書は、コンビニでの取扱いや出版流通の自主規制にも関係してくるため、東京都の運用を見ることは、コンビニ店頭の問題を考えるうえでも意味があると考えています。
Q. このサイトは、誰が運営しているのですか?
このサイトは、コンビニの棚に並ぶ性的な雑誌に問題意識をもった仲間とともに運営しています。
特定の政治・宗教・団体とは関係はありません。
Xでは「見せたくない雑誌プロジェクト」の名前で発信しています(@misetakunai_com)